薬学科
教養教育を含む幅広い領域をカバーしたカリキュラムを通じて、コミュニケーション能力の向上や医療人として必要な豊かな人間性の醸成、高い倫理観の啓発に務めています。また、今後の医療の国際化にも目を向け、アメリカの南カリフォルニア大学との学術交流等を通じて、英語を話せる国際感覚豊かな薬剤師の養成にも取り組んでいます。
3年次後期から卒業研究を開始し、将来研究能力を臨床現場で活用できる薬剤師の養成、創薬研究を薬剤師の立場から推進?指導できる人材の輩出を目指しています。
4年次に共用試験を受験、合格後、5年次からの実務実習に参加します。薬学科を卒業すると学士(薬学)の学位が授与され、薬剤師国家試験の受験資格が得られます。卒業後、さらに大学院に進学し、最先端の臨床薬学や統合医療を学ぶこともできます。
医学部との連携により、医学部教員、医学研究者、医療スタッフによる講義や医療現場の見学を通して、臨床現場で必要な能力の基本を学びます。また、医?薬?看護合同での講義や実習で、チーム医療の大切さを実感できます。和漢医薬学総合研究所との連携も行っており、和漢薬に関する講義?実習により、生薬、漢方薬の基礎と実践、東西医薬の統合の重要性について学びます。
創薬科学科
薬学の基礎となる自然科学(物理学、化学、生物学)と、薬理学や薬剤学などの創薬に関する専門的な知識および研究技術を身につけた創薬研究者を養成します。特に教養教育や本学薬学部独自のカリキュラムを通じて「くすり」を単なる物質として捉えるのではなく、大切な「いのち」を守るために創るという薬学の基本精神を学び、ヒューマニズムを醸成します。
2年次までに医薬品の基礎と専門科目を集中して学んだ後、3年次前期には興味を持った研究分野の研究室に所属し(和漢医薬学総合研究所も選択可能)、少人数教育のもと、最先端の実験?研究の指導を受けます。創薬科学科を卒業すると、学士(薬科学)の学位が授与されます。
大学院博士前期課程(2年間)、その後さらに博士後期課程(3年間)を主体的に過ごすことで、先端的知識や技能?論理的思考力に秀でた実践的な研究者へと飛躍します。近年では企業等の研究職への就職希望の高まりから、大学院進学の割合が増加しています。
本学独自のカリキュラムにより創薬に必要な最新の専門知識と技術を学びます。また、創薬研究に必要な英語能力の向上を目指し、TOEIC学習のサポートをはじめとする英語教育が、全学年を通して行われます。
医学部との連携により医療の現状を理解し、創薬研究に不可欠な医療人の視点を身につけることが可能です。また、和漢医薬学総合研究所との連携により、和漢薬の基礎から最先端までを学ぶことができます。