学部卒業後は富山大学の博士前期課程に進学し,大学院生として2年間過ごしました。きっかけは大学生時代から続けていた,小児科の診療所でのアルバイト経験です。子どもの発熱に対して不安に思っているお母さんが多いこと,そのお母さんたちの助けになりたいと思い進学,研究に取り組みました。研究に取り組んだ結果,これまで小児科の看護師として働きたいという夢から,得た知識を広く普及するために保健師として活躍したいと思うようになり,政令指定都市での保健師を目指しました。現在は政令指定都市である堺市の保健師として,成人のがん保健に取り組んでいます。希望とは異なりますが,大学院で学んだ統計学が役立ち,府や国への報告,事業効果の検証など行っています。直接市民の方と関わることは少ないですが,保健師という専門職としての視点を持ち市民の方々がさらに健康に関心を持っていただけるように取り組みたいと思っています。富山大学で過ごした6年間は私にとってかけがえのないものであり,夢を叶えるために先生方をはじめ多くの方がサポートして下さる素敵な学校です。ぜひ皆さんも富山大学で充実した大学生活を送ってください!学内演習堺市健康福祉局健康部健康推進課 保健師青山 裕紀(2021年 卒業)私は小学生の頃から小児科の看護師になることが夢でした。地元の富山大学看護学科に進学し,日々の授業や部活動を通して同期の仲間や先輩方に恵まれ充実した大学生活を過ごすことが出来ました。4年次に進級する際にはCOVID-19の流行に伴い,臨床実習は自宅や学内での実習になった領域もありました。しかし,どの実習においても先生方がその時の最善の方法を取ってくださり,私たち学生が臨床に出ても不安のないようにご配慮くださりました。1年次の講義は教養科目を主とし,社会に出ていく上で必要となる知識等を養います。2,3年次は専門科目を通し看護に関わる知識と技術を身につけていきます。2年生の夏には1週間ほどの基礎看護実習があります。1人の患者さんを受け持ち,看護について臨床で学ぶことができます。よく,看護学生は忙しくて大変そう,と言われることがあります。実際その通りです。ですが周りの友達と助け合い,目の前の患者さんからありがとうと言われると看護に関われて良かったと思います。また,学生だけでなく先生方も親身に寄り添って悩みに向き合ってくれるため,不安を持ち続けることなく一緒に解決していくことができます。大変なことも多くありますが,高校とは違って自由な環境が大学の魅力だと思います。空き時間に食堂や近くのお店でご飯を食べたり,バイトをしたりと,個人の時間の使い方で大学生活をより豊かなものにすることができます。また,杉谷の学生は部活に入る人が多く,私は弓道部に所属しています。部活では他学部の先輩や同期,後輩と関わることができます。兼部もできるので入学した際はぜひ見学に行ってみてください。このように,富山大学では同級生,先輩方,先生方など本当に様々な人と関わることができます。そして,その中でのキャンパスライフは「看護の勉強が大変」だけで終わらず,時間の使い方次第でどこまでも充実したものにできます!皆さんの入学を富山大学でお待ちしています!医学部 看護学科3年髙橋ひより(宮城県仙台向山高等学校 卒業)私が富山大学を選んだのは,看護師,保健師,養護教諭二種免許に加えて助産師の資格を取ることができる点に魅力を感じたからです。私は小学生の頃から,助産師として母親や産まれてくる赤ちゃんの看護をしたいと考えていました。高校生の時,産後の母親のケアに重点を置いて学びたいと考え,全国の様々な大学を調べたところ富山大学が最も自分に合ってるのではないかと考え受験しました。総合実習35政令指定都市の保健師としての役割楽しい看護学生生活
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