地域連携アルミリサイクル研究開発ミニプラント「Plant Zero」を 本学では地域の中核大学として、アルミリサイクルに関する研究を核に地域の課題解決に取り組んでおり、経済産業省の補助事業を受け、高岡キャンパスに「先進軽金属材料国際研究機構先進アルミニウム国際研究センター」の共同研究棟を新設移転し、オープンラボ型のアルミリサイクル研究開発ミニプラント「Plant Zero」を設置します。 企業、他大学等とのオープンイノベーションにより、アルミスクラップからの不純物除去を最重要課題としたリサイクルシステムの社会実装等、産官学金の連携による「富山型資源循環モデル」の創出を目指します。地域のアルミ関連企業の活性化だけでなく、日本の基幹産業である自動車産業の課題解決や、カーボンニュートラルに向けたグローバル課題の解決に向けた取り組みを進めていきます。教 育 工学部において実施するカリキュラムが、竞彩足球app下载4年8月24日付で文部科学省「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に認定されました。本学では竞彩足球app下载2年度から、全学必修の教養教育科目「情報処理」において、数理データサイエンス教育を実施してきました。また、各学部で関連する授業科目を体系化した「数理?データサイエンス?AI教育プログラム」を展開してきました。このプログラムは竞彩足球app下载3年度に文部科学省「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定されましたが、今回、リテラシーレベルよりもさらに専門的な内容(「データサイエンス基礎」「データエンジニアリング基礎」「AI基礎」等)を含み、かつ、演習や課題解決型学習等の実践的な教育方法による教育を含むことが認定要件とされている「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に、工学部の知能情報工学コースを中心に実施してきたカリキュラムが認定されました。研 究 本学学術研究部医学系の北島勲教授、学術研究部薬学?和漢系の歌大介准教授、佐賀大学医学部の研究グループは、皮膚組織で作られる「ペリオスチン」と呼ばれるタンパク質が、知覚神経に作用してアトピー性皮膚炎の痒みを引き起こすことを発見しました。また、ペリオスチンの作用を阻害すると、痒みが著明に改善することを、ヒトのアトピー性皮膚炎とよく似た病態のモデルマウスを用いて見出しました。 今回の研究では、遺伝子を組み換え生まれつきペリオスチンを作り出せない皮膚炎のモデルマウスで実験したところ、通常のモデルマウスよりも痒みの改善が見られました。また、ペリオスチン阻害剤をモデルマウスに投与する実験においても、痒みの改善が見られました。アトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド外用薬、免疫抑制外用薬が長く利用されていますが、強い痒みに対する原因は未解決で、その治療薬が望まれています。今後、企業と連携し、ペリオスチン阻害剤をアトピー性皮膚炎の痒みに対する治療薬として開発を目指します。認定の有効期限:竞彩足球app下载9年3月31日まで3Outline of University of Toyama 2023高岡キャンパスに新設文部科学省「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」認定アトピー性皮膚炎の痒みの原因解明とその治療薬を発見トピックス
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