大学概要2024
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Outline of University of Toyama 202420 伝統医学は人類が自然の摂理と天然の恵みを巧みに利用し、疾病の予防、治療にあたってきた経験知の集積です。和漢医薬学総合研究所は、現代の先端科学技術を駆使して、和漢薬をはじめとする伝統医学や伝統薬物を科学的に研究し、東洋医薬学と西洋医薬学の融合を図り、新しい医薬学体系の構築と自然環境の保全を含めた全人的医療の確立に貢献することを使命として、①天然薬物資源の確保と保全、②和漢医薬学の基礎研究の推進と東西医薬学の融合、③漢方医学における診断治療体系の客観化と人材の育成、④伝統医薬学研究の中核的情報発信拠点の形成の重点課題を設けて、研究を推進しております。 本研究所では世界的に問題になっている高齢化の進行、多因子性疾患の増加、及び天然資源の枯渇を鑑み、高齢者疾患対策研究、代謝?免疫疾患対策研究、未病医療?創薬研究及び資源開発研究を重点研究プロジェクトとして推進し、その成果を社会実装することを目指しています。また、これらの目標を達成するため研究開発部門の5分野(資源開発、病態制御、複雑系解析、未病、国際共同研究)が連携し、臨床研究への橋渡しを目指した基礎研究や新規メカニズムに基づく創薬基盤の構築を目指した研究を行っています。薬用資源管理部門では、和漢薬をはじめとする伝統薬物や天然薬物などの薬用資源の管理と維持、さらに天然物創薬を指向してこれらを活用した学内外との共同研究を推進しています。臨床応用部門、産官学連携部門では、本学附属病院や企業と協力して臨床試験や医薬品候補の探索と社会実装研究を推進しています。和漢医薬教育研修センターでは漢方医学教育を実践できる教員の育成とその教育研修システムの確立を目的とした教育研究活動を推進しています。これらの4部門1センターが互いに連携し、東西医薬学の融合を基盤とした次世代型医療科学を創生して、健康長寿社会の形成に貢献することが本研究所の使命です。薬用資源管理部門臨床応用部門産官学連携部門和漢医薬教育研修センター民族薬物資料館▲ 脈診研究開発部門▲ 協定校海外招へい者との協議の様子資源開発分野病態制御分野複雑系解析分野未病分野国際共同研究分野▲ 民族薬物資料館見学の様子国際協力拠点チュラロンコン大学(タイ国)カイロ大学(エジプト)南京中医薬大学(中国)資源科学領域天然物創薬学領域神経機能学領域生体防御学領域和漢医薬学総合研究所

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