A研究成果が得られたら、4年生でも学会でどんどん発表しています。大学院生になると、国際学会に出席して、英語で発表する人もいます。みなさんにチャンスがあります。A外国の大学院に進学する人や、博士号を取得後、博士研究員として外国の大学あるいは研究所へ留学する人もいます。博士号取得後がもっとも一般的です。外国に留学して研究してみたいのですが?探究心観察力学会で発表してみたいです。論理的思考力こういうことか。そうだったんだ。だとすると…これはなぜだ?はずだけど…やってみよう疑問う~ん、仮説こうなる実験よし考察観察むむ、これは…研究者の行動パターン研究者魂15 創薬科学科では3年次から2年間、薬学科では3年次後期から3年半の間研究室に所属し、卒業研究を通じて薬学研究の最先端に触れることになります。多くの学生が卒業後さらに大学院で研究を続行しています。いろんな「なぜ?どうして?」。その答えを追いかけている時の「わくわく」。分かった時の「やったー」。幼い頃持っていた小さな研究者魂が薬学研究という舞台でよびさまされることになります。 最先端を歩んでいるが故に、目の前で起こっていることは、どこの教科書にも書いてありません。必然的に試行錯誤の繰り返しが始まります。まったくの無から、一つの新しい知見にたどり着くために常に「なぜ?どうして?」の問題点を気に留め、みずから仮説を立て、得られた実験結果から論理的な考察を行う、という作業を繰り返します。 教員は、学生が主体性を持って、自ら疑問を持ち、考え、答えにたどり着けるよう見守ることで研究者魂を育て、富山流「くすりのスペシャリスト」を養成します。 富山大学杉谷キャンパスの静かで落ち着いた研究環境が、研究者魂の育成をバックアップしてくれます。研究者魂くすりを創るにも、くすりを使うにも、疑問に思い、考え、解決する能力は非常に重要です。富山大学薬学部では、創薬科学科、薬学科を問わず卒業研究に特に力を入れています。富山発「新しい薬学」への挑戦!研究室生活Q&A
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