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第40、41回「人文知」コレギウム

開催日時

  • 第40回「人文知」コレギウム 11月28日(木) 13:00~15:00
  • 第41回「人文知」コレギウム 11月29日(金) 10:00~12:00

開催場所

竞彩足球app下载1階 大会議室

概要

富山大学竞彩足球app下载では、この度、第40、41回「人文知」コレギウムを開催いたします。

第40回「人文知」コレギウム 11月28日(木) 13:00~15:00

13時00分~14時00分
鈴木 拓朗(心理学?講師)「うらみとストーキングの心理学」

交際相手や好意を抱く相手からから振られたり、拒絶されたりした人のなかには、相手に「うらみ」を抱くようになる人がいる。なかには、そのうらみの感情を抑えきれず、しつこく相手を追い回したり、嫌がらせを繰り返したりするストーカー行為(ストーキング)にまで発展することもある。本発表では、うらみを抱くストーキング加害者の心理的特徴について考察し、再加害防止において重要な心理的介入について検討する。

14時00分~15時00分
佐藤 德(心理学?教授)「「自分が自分である」という感覚はどのように生じるか?」

我々は「ものそれ自体」を直接感知することはできず、感知できるのはその作用だけです。知覚とはその作用の観察からその作用の原因を推測していくプロセスのことです。「自分が自分である」という感覚(自己感)も例外ではありません。本報告では、自己感の多層性について紹介した後、その根幹にある行為主体としての自己の感覚や自分の身体であるという感覚がどのように成立するかについて身体性認知科学の観点から概観します。

第41回「人文知」コレギウム 11月29日(金) 10:00~12:00

10時00分~11時00分
田邊 元(スポーツ人類学?講師)「祭りへのまなざし再考―獅子舞から考える「不足」と「余白」」

本発表では、日本の祭りの多くが抱える担い手不足と呼ばれる問題に対して、その根底にある「不足」という前提のあり方を批判的に検討し、祭りに向けられたまなざしの再考する。祭りを対象とした諸研究において避けては通れない問題が担い手不足問題であり、多くの研究はこの問題に人びとがどう向き合っているのかを明らかにしてきた。本発表では、富山県下において行われる獅子舞を取り上げ、どういった人びとが継承を支え、どういった仕組みのなかで継承されているのかを示す。その上で、「不足」という語が連想させる問題の相対化を目指す。

11時00分~12時00分
野澤 豊一(文化人類学?准教授)「生きた芸能を記述する――獅子舞のエコロジーに向けて」

地域において継承される芸能や祭礼の研究は、通常、歴史や系譜の調査、担い手となる地域の社会組織や人間関係の記述が基礎となる。これらのアプローチの重要性は疑うべくもないが、多くの人が芸能?祭礼の場で感じているはずの、気分の高揚や共同体が活気づけられる「感じ」を伝えないといううらみも常につきまとう。本発表では従来とは異なる方法として、フィールドワークにもとづく「生態学的アプローチ」を提案し、富山県の獅子舞にかんする若干の事例をもとにその有用性をさぐる。

備考

  • 本研究会は対面で開催いたします。オンライン配信はございません。
  • 一般の方や学生の聴講も可能です。多くの方々のご参加をお待ちしております。
  • 参加費は無料です。

お問い合わせ

富山大学五福高岡地区事務部人社系総務課(竞彩足球app下载担当)