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駐日欧州連合代表部大使らが来学

2025年2月27日(木)と28日(金)に、駐日欧州連合(EU)代表部のジャン=エリック?パケ特命全権大使と参事官ら3名が富山大学へ来学しました。

27日に、高岡キャンパスを訪問した駐日EU代表部一行は、まず先進軽金属材料国際研究機構先進アルミニウム国際研究センターを訪問し、リサイクルアルミに関するセンターの研究動向と成果について柴柳敏哉学長補佐から説明を受けました。続けて芸術文化学部附属技藝院(文化財保存?新造形技術研究センター)では、文化財保護の研究と取組について、林暁センター長と大氏正嗣部門長からの話にもとづいて、大使からEUと連携した取り組みへの提案がありました。

パケ大使らに研究成果を示す柴柳学長補佐

文化財保護の最新技術を紹介する林センター長

その後、大使らは高岡市の重要伝統的建造物群保存地区である金屋町にて、横山天心准教授(芸術文化学部)から伝統とモダンを重ねる町づくりや本学の取組について説明を受けました。

説明を受けるパケ大使と横山准教授

28日には、パケ大使が齋藤学長を表敬訪問され、北島研究担当理事と池田国際担当理事も同席し、今後の連携について改めて意見交換が行われました。

その後、富山大学が都市のサステナビリティを教育研究の柱の一つとすることを踏まえ、学生?研究者を対象にして、パケ大使の特別講演“EU’s Green Transformation (policymaking and implementation), and EU-Japan collaboration”が行われました。約120名が参加した会場では、講演に続くディスカッションも熱を帯び、参加学生からの質問に対して、大使からは時間を惜しまず、誠実な返答がなされました。

最後に、今後の更なる連携を願い、日本とEUのシンボルカラーでデザインされたダルマに、パケ大使と齋藤学長が共に片目を入れ、両者の友好の証としました。

パケ大使、齋藤学長、北島研究担当理事そして池田国際担当理事らとの記念写真