G7富山?金沢 教育大臣会合のグラフィックデザイン制作
2023年5月開催される「G7 富山?金沢 教育大臣会合」のグラフィックデザイン(ロゴマーク、ポスター、各種広報展開ツールなど)を、芸術文化学系岡本知久講師と4人の学生で制作いたしました。
2023年2月14日、富山県庁にて、富山県知事、富山市長と共に記者会見を開きロゴマーク、ポスターのお披露目式が行われました。
G7 富山?金沢 教育大臣会合 シンボルマーク&ポスターについて
両県でデザインを学ぶ学生が連携し、
?両県共通の「シンボルマーク」を作成
?両県で使用する「ポスター」を作成
【富山大学芸術文化学部】
デザイン案を作成。金沢美術工芸大学の意見を取り入れながら、シンボルマークを制作。富山県版ポスターを制作。
【金沢美術工芸大学】 富山大学芸術文化学部と連携し、共に事業を推進。石川県版ポスターを制作。
両県学生が制作した、両県共通のシンボルマークが今後、富山県、石川県のまちなかに積極的に展開され、開催機運の醸成が図られます。
例:富山駅構内、街路バナー、LRTラッピング(路面電車)などなど
制作スタッフ
クリエイティブディレクター
岡本 知久(芸術文化学系 講師)デザイナー
和久田 美紅(大学院人文社会芸術総合研究科1年)板橋 二智香(芸術文化学部デザインコース3年)
谷一 菜緒(芸術文化学部デザインコース3年)
森 美緒(芸術文化学部デザインコース3年)
ロゴマーク 解説
シンボルマークについて
このマークでは、G7教育大臣会合で、富山県と石川県が一つになることで、本会合がミライの、世界中の子供たちの教育を照らす太陽のような存在になってほしいという願いを込めてデザインしました。
太陽の中にあるモチーフでは富山、石川の代表的な名所や名産を描きました。そして、その間をつなぐ共通モチーフとして人や水を描くことで、ステキな富山と石川が一体となって豊かに輝く太陽を表現しています。
色については、富山、石川の彩り豊かな魅力を表現するために、レインボーカラーでまとめました。
ロゴタイプ(文字)について
教育大臣会合のタイトル文字として、文字の視認性を確保しつつも、文字の中に人の温かみを感じるデザインにしました。
また、シンボルマークとの親和性を図るために、「富山」「金沢」の文字の間には、両県をつなぐ、人と人が手を取り、寄り添い合うアイコンを入れることで、富山と石川のみなさんが一体となって会合が開催されることをわかりやすく表現しました。
富山版ポスター 解説
ポスターについて
このポスターでは、「ミライを照らす太陽が立山連峰にのぼり、富山のまちを、ミライの教育を、照らし輝かせる!」ことを想像して、NHKの大河ドラマのオープニングの様なトーンで『伝統と革新のまち:富山』をイメージして表現しました。
富山、石川、両県とも山から朝日がのぼるので、「ミライの教育を照らす太陽が、素敵な明日を連れてやってきた!」という意味も込めています。
「私たちのまちにG7がやってくる!」というワクワク感や、みんなを温かく包み込むやさしいミライの輝きを感じ、オープニングムービーの様に、いまにも動きそうな躍動感を感じさせる表現を大切にすることで、G7教育大臣会合の機運醸成につなげたいと思っています。
単なるロゴマークやポスターではなく、ロゴマークにアイコンを散りばめることで、「これ、何だろう?」「これ、○○かな!」と子どもたちの会話が始まるコミュニケーションツールになることを目指しデザインしました。またアイコンは、絵文字や漫画、アニメなど日本が世界に誇る文化です。両県の多彩な魅力をアイコンで構成することで、子どもたちにとっても、世界の人たちにとってもわかりやすい表現になると思います。
富山?金沢から世界に向けてはじまる、旗印であり、原動力としてのミライをステキに輝かす太陽になっていくことを願っています。