齋藤学長がハサヌディン大学、ジェンデラル?ソディルマン大学、モナッシュ大学マレーシア校、トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学及びマラ工科大学を表敬訪問
2023年11月22日から28日の間、齋藤滋学長、池田真行理事、林篤病院長、張勁学長補佐、松田恒平理学部長、中川崇医学部副学部長、早川芳弘和漢医薬学総合研究所長及び国際課職員2名は、大学間学術交流協定の締結及び富山大学リエゾンオフィスの開所等を目的にインドネシア及びマレーシアを訪問しました。
11月23日、齋藤学長一行は、インドネシア?ハサヌディン大学を訪問しました。
ハサヌディン大学は、1956年に設置された国立大学であり、2002年に旧富山医科薬科大学との間で大学間学術交流協定を締結して以降、本学和漢医薬学総合研究所が中心となって、研究者交流や学生交流を進めています。
今回、齋藤学長一行は、Jamalauddin Jompa学長、Adi Maulana副学長, Subehan副学長, Farida Patittingi副学長を表敬訪問し、戦略的パートナーシップとして、これまで培ってきた研究者交流及び学生交流をさらに深めていくことについて、意見交換を行いました。
表敬訪問後、齋藤学長一行は、ハサヌディン大学薬学部を訪問しました。現在、ハサヌディン大学Subehan副学長(前薬学部長)は、2022年に富山大学リエゾンプロフェッサーに委嘱され、本学とハサヌディン大学の国際交流のために活躍いただいており、Subehan副学長の研究室において、富山大学リエゾンオフィスに関する覚書を締結し、富山大学リエゾンオフィスを設置しました。
11月24日、齋藤学長一行は、インドネシア?ジェンデラル?ソディルマン大学を表敬訪問しました。
ジェンデラル?ソディルマン大学は、1960年に設置された国立大学であり、12学部、学生数約22,000人からなる総合大学です。本学張学長補佐がジェンデラル?ソディルマン大学Roy Andreas数学?自然科学部副学部長と長年にわたって共同研究を行ってきており、2022年にRoy Andreas副学部長が富山大学リエゾンプロフェッサーに委嘱された経緯もあり、今回、ジェンデラル?ソディルマン大学との大学間学術交流協定の締結及び富山大学リエゾンオフィスの開所を行うこととなりました。
ジェンデラル?ソディルマン大学数学?自然科学部では、歓迎の横断幕が掲げられ、Budi Pratikno学部長をはじめ、数多くの先生方が齋藤学長一行を出迎え、今後の国際交流について活発に意見を交わしました。
数学?自然科学部での意見交換の後、富山大学リエゾンオフィス開所が行われました。ジェンデラル?ソディルマン大学に開所した富山大学リエゾンオフィスは、数学?自然科学部内に新しくオフィスを設けていただいたものです。
富山大学リエゾンオフィスの開所後、ジェンデラル?ソディルマン大学学長公舎において、大学間学術交流協定の締結と富山大学リエゾンオフィスに関する覚書の締結を行いました。
齋藤学長とAkhmad Sodiq学長は、引き続き、今後の交流について意見交換を行いました。この意見交換には、ジェンデラル?ソディルマン大学から副学長、各学部長ら約50名が出席し、本学との交流について、数多くの質問が寄せられ、齋藤学長と池田理事が中心となって、質問に応じました。本学への関心も高く、今後の交流が期待されます。
11月25日、齋藤学長一行は、インドネシアからマレーシアへと移動し、11月26日、モナッシュ大学マレーシア校を訪問しました。モナッシュ大学マレーシア校は、オーストラリアに本部を持ち、9,300人以上の学生を有する総合大学です。本学理学部とモナッシュ大学マレーシア校は、2016年に部局間学術交流協定を締結しており、松田理学部長は、長年、モナッシュ大学マレーシア校Medicine and Health Sciencesの曽我朋子准教授、小川諭准教授と共同研究を進めていた経緯から、この訪問が行われました。
訪問した11月26日は、モナッシュ大学マレーシア校の卒業式が行われており、キャンパス内は卒業生とその家族で賑わっていました。
モナッシュ大学マレーシア校の打合室において、齋藤学長一行は、松田理学部長による先方との交流状況の紹介に始まり、張学長補佐からの研究等の紹介、中川医学部副学部長からは海外の臨床実習に関する相談等、活発な意見交換が行われました。その後、モナッシュ大学マレーシア校Medicine and Health Sciencesの見学や学生宿舎の見学も行いました。モナッシュ大学マレーシア校の教育環境は素晴らしく、今後、本学学生の留学先となることが期待されます。
11月27日、齋藤学長一行は、マレーシア?クアラルンプール北のカンパーにあるトゥンク?アブドゥル?ラーマン大学を訪問しました。
トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学は、2002年に設立され、学生数は約25,000人を有するマレーシア国内でも大規模私立大学です。本学とは、2016年に大学間学術交流協定を締結しており、本学学生の英語研修先となっています。今回、2024年度から本学理学部に新設される国際コースと医学部生の海外臨床実習の研修先としてトゥンク?アブドゥル?ラーマン大学と協議を重ねてきましたが、対面で学長をはじめ、担当者らと検討するために訪問しました。
キャンパス視察では、トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学が提唱する東西融合の理念について説明がありました。齋藤学長からは本学和漢医薬学総合研究所が推進している東洋医薬学と西洋医薬学の融合と相通じるところがあると共感されていました。キャンパス視察の後、トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学Ewe Hong Tat学長らと意見交換を行いました。意見交換に先立って、齋藤学長からは、トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学の皆様に向けて、現地で英語研修を受ける本学学生が素晴らしいサポートを受けていることや現地学生らの交流が充実していることに対して謝意を伝えました。その後、齋藤学長によるプレゼンテーションを皮切りに、理学部国際コース及び医学部の海外臨床実習の研修先の候補となっていることなどについて、意見が交わされました。
意見交換の後、齋藤学長、林病院長、中川医学部副学部長は、トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学で新しく建設された病院を視察し、病院の各フロアでの担当者の説明に聞き入っていました。
また、松田理学部長と張学長補佐は、会議室において、本学理学部国際コースで行われる現地研修について協議を行いました。松田学部長から概要について説明があった後、特にトゥンク?アブドゥル?ラーマン大学で行われる2週間のスタディツアーに関して意見が交わされました。
トゥンク?アブドゥル?ラーマン大学訪問後、齋藤学長一行は、クアラルンプール近くのセランゴール州シャー?アラムにあるマラ工科大学を訪問しました。マラ工科大学は、1956年に設置された国立大学であり、学生数は約180,000人を有するマレーシア最大の総合大学です。本学工学部とマラ工科大学機械工学部は、2013年に部局間学術交流協定を締結しており、今回は、11月に本学を訪問されたマラ工科大学工学部Marfiah Ab.Wahid講師からの招待により実現しました。
今回の訪問では、マラ工科大学Shahrin Bin Sahib副学長から、大学間学術交流協定の締結、教育学部と共に進めている持続可能な開発のための教育(ESD)及びデータサイエンス教育の促進等について話があり、それらを中心に意見交換が行われました。また、Shahrin Bin Sahib副学長は、本学医薬学について関心を示され、齋藤学長及び中川医学部副学部長から説明されました。
今回のインドネシア及びマレーシアへの渡航によって、研究交流及び学生交流の可能性が大きく広がりました。訪問先の皆様と連携?協力していくことで、国際交流の発展が期待されます。